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皺になりにくい上質紬
この週末は、長岡で柿渋紬 を作っている工房を訪問して参りました。
物作りは、作り手の顔が作品に現れます。

そのご一家の和気藹々として、とても研究熱心な姿勢が、
細い糸を柿渋で染めて地下水で鉄焙染する技法に
結実し、周囲から尊敬される若い社長が、モダンなセンスで、素敵な紬を作り出
しています。

出会ったことを本当に感謝したくなるような紬でした。
これが、その秋に着たい上質紬です。

まず、とっても細い上質な糸を使っています。

その糸を柿渋の液につけて何回も染めています。
柿渋で染めた色は、日光で変色して段々濃い色合いになってきます。
欲しい色の濃さになるまで、何ヶ月か天日で干します。
薄いベージュや濃い茶色など、求める色まで干した後
その色が安定するまで、約3ヶ月間、室内で保存します。

3ヶ月というのは、自分達で、実際に染めたものをきものなどに仕立てて
着て色の変化を確認した結果の日数です。

その後、地下水につけることで地下水の中に沢山含まれる鉄分によって
薄茶色の糸が黒く染まってきます。
その染まり具合も調整して、求める濃さまで染めます。

IMGP4109.jpg
IMGP4108.jpg

白い線は、水道水のところです

IMGP4111.jpg

その後、織って行きます。

この地方の織機は、機会式織機ですが、
人が付きっ切りで機の調整をするのです。

柄物は、横一段織る毎に、柄合わせをして、糸の位置を調整しなおします。
そうやって13mを織るのですが、気が遠くなる作業ですし
手織りと手間は変わらないほどです。

織る方々は、「出機(でばた)」と言って、農家の方々が、畑仕事をしながら、
畑仕事が無い時期の内職として自宅で行ってきました。

この大変さから、柄物を織る人は、70歳前後の方が多くて
後継者が続かない状態です。
ということは、こんな柄物は、徐々に無くなってくるということです。

この紬は、ほとんど皺になりません。
そのことに、本当にびっくりします。

なぜ皺にならないかと言いますと、柿渋で一回染めているので
糸をやさしく強く柿渋がコーティングしていることになり
皺にならずに丈夫なのです。

その上、40歳代で 研究熱心なお父様の血を受け継いだセンスの良い
現社長が女性好みのモダンな色柄で丁寧に美しい紬を生み出してくれます。

出あったことが嬉しくなり、着てますます頼もしくなる一押し紬です。

未分類 | 07:14:11 | Trackback(0) | Comments(0)
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