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森口邦彦先生のきものは
森口邦彦先生のきものは、着る方を強く意識した作品だと感心いたします。

滝沢先生のきものを知ってからは、「着る人を一層美しく見せるきもの」という視点で
きものを見ることが多くなりました。

また、人間国宝森口邦彦先生という方のおきものがどんなもので有るのか?

と私は実は、自分で羽織ってみたかったのです。

そして、これらのきものを自分で羽織ってみて、

なるほど~、さすがです!と感心いたしました。

幾何学模様の美しさの裏に、絶えず着る人を意識した物作りが感じられます。

それは、衣桁にかけた背面のバランスの取れた美しさと
正面の、着る人の体とお顔に沿った着姿の美しさです。
これらの作品が、人を強く重視していることが良くわかります。

羽織ることで出て来る、直線であるがゆえの女らしい曲線や
直線であるがゆえのモダンさが有ります。

例えば、峻渓は、

005354-i01.jpg

このように、整然とした三角をモチーフにした幾何学模様です。
何気ない順序を感じます。

しかし、羽織ると
005354-i23.jpg

こんな風に、お顔周りに、蒔糊の味わい深い黒白の部分が来て
胸の辺りの多くは白になります。

その白で、直線がカーブになり、とても色っぽいのです。

森口邦彦先生が、巧みな計算で、このモチーフを作り上げていることが分ります。

次に、朱光の場合

005353-i01.jpg


005353-i23.jpg

胸元はもっと華やかです。
その華やかさは、花や金彩で創られているのではなく
赤い単色と白に、直線で現す空間構成と、蒔糊で現わす奥ゆきの妙です。

そして、完成された形は、実に女らしく格調高くモダンです。

なるほどお~!

さすがに親子二代で形成された才能と力量だとしきりに感心してしまいます。

幾何学模様から生み出される、これだけの「女性らしさ」を、是非羽織って見ていただきたいです。

人間国宝に値する大きな人間になれた気持ちになることでしょう。

そんな力がきものには有るのです。


きもの | 23:49:53 | Trackback(0) | Comments(0)
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