07月 « 2017/08 » 09月
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
 
■プロフィール
■QRコード

QR

■最近の記事
■最近のコメント
■月別アーカイブ
■カテゴリー
■最近のトラックバック

■ブロとも申請フォーム
■ブログ内検索

■RSSフィード
■リンク
■カレンダー

07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


スポンサー広告 | --:--:--
夏の高級紬は、お高い!
先日、ものすごい宮古上布をお召しになった方がいらっしゃいました。
お母様のおきものということです。状態もとてもよくてモダンな色柄です。

きぬた打ちしたやさしく光る光沢は、す
ぐに宮古上布と分かります。
こんなものを受け継いだら嬉しいです。何て幸福な方かしら?って思います。
その前は、やはりすごい総柄の結城紬をお召しでした。
高級品だから良いという訳では有りませんし、選ばれた方のセンスが伝わってき
ますから、きものを代々伝えるというのは、細やかな感性の伝承でも有りますね。

こんなことを言うのもなんですが、夏の高級紬のお高さは、驚くほどでも有ります。

夏の高級紬は、冬の高級紬よりもずっとお高いのです。
国の指定である重要無形文化財に指定されているからでもありますが
作り方がとても困難で有るためと言えます。

重要無形に指定されている夏の高級紬である宮古上布、越後上布、芭蕉布などは
冬の最高級紬である本場結城紬の倍近いお値段になります。

汗をかく季節でも有りますから、涼しさ、しわ、お手入れのしやすさなども
重要なチェックポイントになります。

夏の高級紬の中でどれが着易いかしら?

と私は何回も問い、多くの作品を見ました。

自分で着てみました、と言えないところが辛いですね。(苦笑)

その結果、比較するならば、そして自由が言えるならば、
宮古上布のきものが、糸の細さから来るしなやかさで、とてもお勧めです。

見ることも触ることも機会が少ないお品だと思いますが
柄いきも色合いも、なかなか良いものが有ります。

ところが、宮古上布は、たて糸とよこ糸の両方に、苧麻(ちょま)と呼ばれる
手積み(てうみ)した細い麻糸を使ったものは500万円以上するのです。

機械でつむいだ糸を使ったものは、がたんと価格が下がります。
横糸だけ機械の糸を使うと、半分の金額に近くなります。
それだけ、手積みをするということが大変なことなのです。

これに比して、越後上布(麻)は、片側にしか手積みの糸を使いません。
このため、やはり宮古上布の半分の金額に近いです。

製法は、糸の違いだけではなく、織り方も異なり、いずれも手織りですが
越後上布は地機で、腰を使って織ります。
宮古上布は、高機です。

これに対し、芭蕉布は、バショウ科の多年草イトバショウから採取した繊維を使って織られます。
細い糸を取ることが一番難しい部分で、その糸の性格から
しなやかに体にまとわりついてくれにくいのです。

裃を着たお侍さんのように肩が張ってしまったりします。
それを霧を吹いたりすることで整えながら着るのです。

また、どの紬も麻の特徴から、細かいしわが出来ます。

これは、本麻のお洋服を着る感覚で覚悟していただくしか有りません。

いずれにしても、100万円代で購入出来るものは無くて、本場結城紬の総柄以上の価格になります。
つまり、250万円程度では、まだずっと上があるという世界です。

ああ・・あこがれの夏紬ということになりますね。

しかし、だから欲しくもなります。

せめて帯だけでもと求めると、相性から、やはり高級感がある品質が高い紬にしか合いません。

例えば、120番手の小千谷紬以上の紬なら宮古上布、越後上布、芭蕉布の帯も合うでしょう。

一般的な小千谷紬に合わせると品格が合いにくいことが多いです。

一方、気易さを追求するならば、夏牛首紬は、最高の夏紬でした。

透けずに軽くてしわになりにくい絹の着易さは、比較するものが有りません。
価格も、とってもリーズナブルです。

しかし、こだわった糸で生産する困難さから、その生産を止めてしまったために
今年の夏は、夏牛首紬が有りません。
これまでにお求めいただいた皆様は、とてもラッキーでした。

という訳で、夏紬は、かなり選択が難しいものだと私は思います。

そんな中で、サイトでお勧めのお品は、この越後上布のきものです

005889-i11.jpg

大変細い糸で織られているので、しっとりと体を優しく包んでくれます。
透け感があり、裏のドット模様が可愛く優しく見えます。

藍色の色合いもさわやかで、無地感覚ですから、帯も色んなものが合います。

着易くおしゃれで、価格もとてもリーズナブルで満足感が高い夏紬だと思います。





未分類 | 06:47:55 | Trackback(0) | Comments(0)
コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

FC2Ad

まとめ

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。