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幻の牛首紬黒百合染め4反染め上がりました!
幻の牛首紬黒百合染めが、染め上がりました。
この4反4色だけがございます。


SN3P0011.jpg

牛首紬の黒百合染めは、究極の幻の紬です。

ざぐりで糸をとった最上質の玉糸を、この黒百合で先染めした牛首紬です。

萌黄色(緑色)を直接染めることは出来ず、藍色に黄色の染料を合わせて染める
ことが一般的です。

しかし、黒百合を使ったら萌黄色にで染めることが出来るばずだという、
昔からのいいつたえを、牛首紬の作り手が何年もかかって研究して、試行錯誤の
結果、染めることに成功したものです。

ただし、黒百合は、天然記念物に指定されているので採取することが禁止されて
います。
そのため、ほぼ似た種類のものを入手して、石川県の山麓に植えて毎年育ててい
るのです。

しかし、気象条件に左右されて、毎年、なかなか思うように成長しません。
2005年は、気候不順のため、全く黒百合が育ちませんでした。
春に花が咲き、7月から8月の今の季節にやっと何反か染め上がります。
作り手は、何回も山に入って、その生育状況を確認します。
黒百合を育てることから根気がいる仕事です。

一生懸命に育てても、沢山染めることが出来ません。

染めるのに使うのは、黒百合の花びらです。

clip_image002_005_20110803073929.jpg

1反の反物を染めるのに、約2000本の花びらを使います。
この花びらの入手が毎年とても困難なのです。

染め上がるのは通常4-6反/年で、生産量は毎年減っています。

染められる色も限られています。

薄いピンクから紫
薄い萌黄色(黄緑)
薄い茶色
薄い水色(この色はめずらしいです)

だけです。

濃い色や、赤や朱色、茶色、黒なども染められません。

牛首紬のやさしく輝いて凛とした光沢と
黒百合の花で染めた暖かさで、とても人気が有ります。

黒百合で染めることに長年苦労したり
この紬がきもの好きな方々の大きなあこがれで有ることは
直木賞作家 高橋 治著 「紺青の鈴」にも出てきます。

~ ~・~ ~・~ ~・~ ~・~ ~・~ ~・~ ~・~ ~・
P406~408
「なにせ、天然記念物の黒百合だけに、材料の手当てが難しいのです。」

 北山の声で、彩子はわれに引き戻された。

「室堂のお花畑まで登れば、いくらでも生えているんですが、
 あれをとって来るわけにはいきませんから」

 彩子はうなずきながら聞いた。

 ・・・

「日本の草木染には、直接緑色を出す染料がないのをご存知ですか」
 ・・・
「・・・で、あの、萌葱色は」

「ええ、直接に緑を出した初めての例だと自負しているんですが」
「・・・そうなのですか」

 父の十九蔵が独自の緑色を出すために、苦労しながら自分で
 緑青を作り出している姿が思い出された。
 ・・・

 そういって、北山は自分で丁寧に煎茶を彩子の前に置いた。

「織りあがったら、あれを着物にしてお召しになっていただけませんか」

 彩子は自分が聞いた言葉が信じられなかった。
 思わず北山の顔を見返すと北山の眼は笑っていたが真顔だった。

「・・・・とんでもない、そんなこと」

 黒百合で、しかも初めて草木染の緑を出したとなれば、
 法外な値をつけて売りに出しても、その日に買手がつくに違いない。

「私たちは冗談でいっているのではないんです。

 五郎も、どなたかに着て頂こうかと大分考えていたようですが
 あなたしかいないということで意見が一致しました。

 帯は、この色で薄く織り上げますが、どなたかに字でも書いて頂いて」
・・・
~ ~・~ ~・~ ~・~ ~・~ ~・~ ~・~ ~・~ ~・

ロマンあふれる牛首紬の黒百合染めは、長く深い満足感味わっていただける紬で
す。

今年、この4反だけございますが、限られたお品です。

価格は、昨年までは、1,207,500円(お仕立て代別途)でした。
今年は、まだ未定です。

ご覧になりたい色がございましたら、お早めにご連絡下さい。

未分類 | 07:35:44 | Trackback(0) | Comments(0)
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