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投稿日:2013-03-12 Tue
11日の東日本大震災は、大きな悲しみと生きる意味を問い直させられる機会になりました。
悲しみの裏にある喜びや楽しさの意味も再度かみしめて進みたいです。
さて、春にお薦めのきもの人特選お召しが沢山入荷しています。
お召は、経済産業省指定伝統的工芸品で、先染めの糸を用いた平織りの織物で縮緬の一種で
す。徳川家斉が好んだところから「御召」の名があります。
御召は縦糸につよい撚りをかけた八丁撚りという糸を用い、
横糸にも一般の縮緬よりも撚りのつよい御召緯という糸を使うことによって、
縮緬独自のしぼがより大きく、はっきりとあらわれます。
また一般の縮緬のように織りあげ後ではなく、糸の状態で精練するために絹のセリシンが除かれ、
織りあがりが硬く、コシのある地風となります。
着崩れしにくく裾さばきがよいために、洒落着に向くとされます。
徳川家斉が好んで御止め柄(お納戸色に白の細格子縞)を定めた桐生産がそもそもの発祥で
すが、そのほか西陣、十日町、米沢などの品が有名で、このお召は、西陣で織っています。
このお召しは、西陣お召しの中から、きもの人センスにマッチする光沢としぼのモダンさで選び抜いた
ものです。小機屋さんで少量を大切に織ってもらっていて、このお召しの風合い
を求めて、6年かかりました。
さらりとした風合いなので単衣のきものとしても大活躍し、幅広い季節に大活躍いたします。









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