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今回の歌舞伎の内容
5月10日(日)開催の歌舞伎の内容は、下記のようになります。

「しばらく!しばらく!」という声が聞こえてきそうです。

歌舞伎のお申し込みは、こちらからお願いします。

昼の部
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一、歌舞伎十八番の内 暫(しばらく)
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「歌舞伎」には、「和事(わごと)」と「荒事(あらごと)」 という、対照的な演出の型があることを第一回目の歌舞伎鑑賞でお話しました。
和事の型は、公家文化の京都や、商人の町であった大阪といった、都市として落ち着いた上方で、坂田藤十郎が創りました。
一方、荒事の型は、新興都市で、武家中心の町であった、活気に満ちた江戸の都市で、市川團十郎が創りました。

その荒事の代表作「暫(しばらく)」を鑑賞します。

「しばらく」の声とともに花道に現れる主人公は、市川海老蔵がつとめる鎌倉権五郎。
側頭部の髪の毛を左右五本ずつにまとめ、固めた鬢(びん)は、「車軸」のように突き出し、猛々しい髪型の「車鬢(くるまびん)」という頭で登場。
顔には瞼の両端から紅の筋を上下にダイナミックに伸ばした「筋隈(すじぐま)」を施し、力強さを表現します。
江戸時代武士の礼服である、麻地に定紋を施した巨大な袖の素襖(すおう)を身に着け、2メートルを超える大太刀をさした姿は、
歌舞伎の代表的なイメージの一つとして見所です。

ストーリーはやさしく、天下を自分のものにしようと目論む大悪人が、善良な男女を捕え、配下のものに首をはねさせようとする、その時。
「しばらく」のセリフとともに、花道から主人公が登場。弁舌と腕力で悪人をこらしめ、捕らわれの身の人々を解放し、さっそうと退場していきます。

真っ赤な顔と身体で大きな腹を突き出した「腹出し」や、おさげ髪に似たスタイルの「鯰(なまず)坊主」など、悪人たちの賑やかな井出達も見どころです。

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二、寿猩々(ことぶきしょうじょう)
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「寿猩々」は‘寿‘が付いた、「猩々」という架空の怪獣(生き物、一説には「オランウータンの別名」とも)が主人公の舞踊。
「猩々」は想像上の怪獣。猿に似て体は朱紅色の長毛でおおわれ、顔は人間、声は小児の泣き声に似て、人語を解し酒を好むといいます。
酒好きとされるところから「大酒を飲む人・酒豪」のことを「猩々」ということも。

ストーリーは、酒を好物とする猩々が、親孝行な酒売りのもとに現れ、今日も酒を所望し、酔いながら嬉しそうに舞い始めるという、
能をもとにした作品。重厚な色合いの義太夫舞踊です。

「手習子(てならいこ)」は、手習いから戻って来たお駒が春の野辺に通りかかり、いろは歌に合わせて可憐に踊っていく、長唄ならではの華やかさ溢れる舞踊です。

対照的な舞踊を見比べてみましょう。

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三、盲長屋梅加賀鳶
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「火事と喧嘩は江戸の華」と言いますが、江戸時代を通じて幾度となく大火事は発生しており、消防は為政者(いせいしゃ)にとって最大の政治課題の一つでした。
江戸の火消しは大きく分けて「大名火消し」、「定(じょう)火消し」と「町火消し」の3グループありました。

「大名火消し」は、江戸詰めの大名が自藩邸の消火の為に専属に抱えた火消しです。
守備範囲は藩の屋敷と江戸城付近。この「大名火消し」で最も有名なのが、私の故郷、加賀100万石前田藩の「加賀鳶(かがとび)」で、
今の東京大学のある本郷に本拠を構え、華麗でいなせな装束で知られていました。

次に「定火消し」は、旗本お抱えの火消しのことで、火消し役の下に与力(よりき)6人、同心30人、臥煙(がえん、火消し人足のこと)100人を
1組として組織していました。全部で10組あり、火消し役が10人いたことから「十人火消し」とも言います。

最後は「町火消し」。町奉行大岡越前守忠相(おおおかえちぜんのかみただすけ)の命令で享保年間(1720頃)に設置されました。
「い組」、「ろ組」などイロハ44組(イロハ仮名47の内「へ」、「ひ」、「ら」が無い)に「本組」、「百組」、「千組」、「万組」の4組を加えた、
全部で48組あったとか。この48組をさらに1番から10番までの10グループに編成し(これを大組と呼ぶ)、江戸の町の分担を決めて消火にあたりました。
「町火消し」で有名なのが、松平賢(マツケンサンバの賢さま)が主役の時代劇「暴れん坊将軍」に登場する、北島三郎つとめる「め組」です。
「め組」は大組では2番組に所属し、芝増上寺、神明町、芝浜松町付近が担当だったとか。
歌舞伎では「神明恵和合取組(かみのめぐみわごうのとりくみ)」で「め組」が登場します。

紛糾した事態を解決することを「火消し」と言うことがありますが、この「火消し」たちは、単に火事の際の消火に当たるだけでなく、町内で揉(も)め事が起きた場合の仲裁役も務めていたようです。

「盲長屋梅加賀鳶(めくらながやうめがかがとび)」は、河竹黙阿弥が五世尾上菊五郎のために書き下ろした世話物の名作。
加賀鳶と定火消しの間で喧嘩が起ることから舞台が始まります。

勢揃いした加賀鳶の粋な姿をお楽しみ下さい。

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四、戻駕色相肩(もどりかごいろにあいかた)
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天明の舞踊の代表作として名高い常磐津の舞踊。
菜の花畑に満開の桜が咲いた京の紫野に、柿色頭巾に赤ら顔の次郎作と、浅葱頭巾で色白の与四郎が、
振袖姿の可愛い禿を乗せた駕籠を担いでやってきます。
奇想天外で色彩の取合わせと絵画美の舞踊が楽しめます。

未分類 | 09:34:00 | Trackback(0) | Comments(0)
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